無駄話題も面白ければ取り上げるので役に立つかは人次第、ときには時間の無駄と思われても知人に教えて輪を広げる。それこそコネタの流儀!

2011年12月10日土曜日

あなたはどう書く?  電子メールの出だし

馴れない時や初見の相手だと意外と迷ってしまう最初の言葉。昔から手紙を書いた経験がろくに無いといざ面接の時にもそれが浮き彫りになったりします。

文章には、その人の性格が現れる。電子メールにしてもそうで、人から届く電子メールを見ていると、人によっていろいろな「型」があるのが分かる。特に電子メールの出だしは、人によってバリエーションがあり興味深い。皆がどんな言葉でメールの出だしを飾っているかを、過去に人からもらったメールを検索して調べてみた。

まず、メールの一番最初を飾る、宛名。一般的なのは「エクソシスト太郎様」という「様タイプ」であるが、あえて「エクソシスト太郎さま」とひらがなにし、ちょっと柔らかい印象を与えてみたり、何通目かのメールから「エクソシスト太郎さん」と呼び方を変え、より親近感を出してみたりなど、いろいろなテクニックが存在する。

逆に、学生時代からの友達で、ずっと「エクソシスト太郎へ」などと呼び捨てだったにも関わらず、就職して何カ月か経ったときに突然「エクソシスト太郎様」という宛名でメールが届き、ビジネスライクでちょっぴり寂しい思いをしたことのある人も多いのではないだろうか。

宛名の後には、ちょっとした挨拶文が入るのが一般的である。「いつもお世話になっております、○○です」というのが結構一般的だが、初めて送られてきたメールにまで「お世話になっております」と書いてくる人もおり、まだお世話してないですけど……とやや戸惑いを感じる。また、「お疲れさまです、○○です」というのも意外と多いが、特に深夜にこの出だしを見ると、「もうこんなに働いてるんだ……」という徒労感に見舞われることも多い。

一方で、出だしからハイテンションの人もおり、例えば「こんにちは! ○○です」で始まるメールを読むと、「よっしゃ、メール読むか!」とこちらもハイテンションにならざるを得なかったりして、個人的には好きである。

また、「お世話になっております」ではなく、「お世話になっております!」と「!」をつける人もいるが、これだけで受け手のテンションもかなり変わる。

「!」は中々優秀なツールである。

しかしながら、出だしのテンションが高いからといってメール本文もテンションが上がる内容であるわけでは当然なく、「お世話になっております! 先日出してもらったネタ、残念ながら全てボツでした!」と、残念な内容をテンションだけでごまかしたりされたときには返信に困ることもある。

そんな感じで、いろいろうんちくを述べてきたが、そんな筆者のメールの出だしは、「○○様 どうもこんにちは、エクソシスト太郎です」であり、意外と普通である。