生活もストレスも溜めてるものを吐き出さないと精神衛生上に宜しくはない。ごみ屋敷の人とかよく耐えられると思うけど、住めば都とはよく言ったものだ。
文庫本を入れ29万部のベストセラーとなっている書籍『毒を出す食 ためる食』(PHP研究所刊)。日本におけるアーユルヴェーダの第一人者として知られる蓮村誠氏の著書で、一般的に健康によいといわれている情報とは異なる、アーユルヴェーダに基づいた驚きの食知識が満載。余計なお金をかけず、きれい&健康になれる=「毒を出す」の方法が書かれた、とても興味深い本だ。
そんな大高評の第1弾に続き、第2弾『毒を出す生活 ためる生活』、そして満を持して今月、あらたに第3弾となる『毒を出す部屋 ためる部屋』が発刊された。
今回のテーマは部屋。といっても、部屋をきれいに片付ける方法論が書かれているのではなく、住まい、部屋と自分が良い関係を保つためにはどうすればよいのか、そして部屋を整えることで自分がどう変わっていくのか、を解いたもの。というのもアーユルヴェーダでは、「部屋=わたし」と捉えられ、部屋に毒がたまれば、わたし自身にも毒がたまっていくと考えられているから。
たとえば、「部屋に自慢のコレクションを持っている人」、「休日、頻繁に友人を家に招いている人」、「眺めのいい超高層階に住まいがある人」、こんな人は要注意かも?! 本書では、このように部屋にまつわる様々な事例が全部で35個あげられ、それぞれ何が良くて、何がダメなのか、その理由とともにわかりやすく解説されている。
部屋での過ごし方、部屋への接し方をちょっと変えるだけ。そうすれば部屋を整えることで自分自身も整い、体調がよくなったり、ものごとがスムーズに進むようになるという。自分の部屋との関わり方と照らし合わせながら読むと、説得力があり、なるほど、と感じることしばしば。
ちなみに、アーユルヴェーダのことはよくわからないという人も、イラストつきの解説があってイメージしやすく、簡単に理解できるので心配なし!
最近、仕事も恋愛も、人間関係も、なんだかうまくいかないな~と思っている人に特におすすめの一冊。
自分の部屋を見直して、「毒出し」したくなるはず!