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2011年9月14日水曜日

卵、サラダ油……身近な食品の「新? 常識」

これだけだとマヨネーズでも作るのかと思うけど、常識を問われると料理が微妙な自分としては知っておきたいところ。簡単なミスがなくなるかもしれないし。

近年、「野菜のアクは、ポリフェノールなどの栄養分を多く含んでいるから、とらなくて良い」などと料理番組などでたびたび耳にするようになった。
「見た目的にはアクはとったほうが良いけど、味は変わらない」とか「程度や種類による」なんて人もいる。「とらなくても良い」と言われても、習慣で、ついとってしまうけど……。
フリーランスで活躍中の管理栄養士・泊真希子さんから、こんな意外な話を聞いた。

「調理に使うサラダ油ですが、最近の体に良いといわれるタイプの油は特に酸化しやすく、酸化した油を摂取することで老化してしまいます」

実は、開封したサラダ油(オリーブオイルなども含む)は酸化を防ぐために、冷蔵庫で保管することが望ましいのだとか。でも、ほとんどの人が常温保存しているのでは!?
「これはあまり知れ渡っておらず、常温で保管している人が多いようですが、常温で保管することで、酸化を促し、酸化した油の摂取で知らず知らずのうちに老化が進行してしまっているかと思います」

さらに驚きだったのは、「トマトときゅうりの食べあわせが悪い」という話!
「最近いわれるようになったことですが、サラダって、トマトときゅうりが一緒に出てくることが結構ありますよね。トマトに含まれるビタミンCを、きゅうりに含まれるアスコルビナーゼが壊す作用があるそうです。でも、いまさらトマトときゅうりを別に食べる習慣は、つけにくいなぁ……と思ってます」

逆に、意外と扱いがラクなのが、卵だそう。
「卵は『生食○日まで』などの表示がありますが、賞味期限はおいしく食べられる期間ですので、この期間は生で美味しく食べられるということ。保存方法が適正であれば、賞味期限を過ぎても食べられます。ただしその際は、十分加熱して食べるのが望ましいでしょう。大切なのは、冷蔵庫で保存することと、“向き”に注意すること。 卵はとがったほうを下にして保存すると、日持ちします」
卵のとがっていないほう(おしりのほう)には空気が入っており、その中で雛が育つよう、クッションの役割をしているそうだ。

だが、クッションをつぶしてしまうと、劣化が早まってしまうため、クッション側(とがっていないほう)を上にして保存することが長持ちの秘訣なのだとか。
一人暮らしの場合、卵は意外と残ってしまうことも多いだけに、これは嬉しい事実!
そういえば、一人暮らしの男性の家に大勢が集まって鍋をしたとき、何か月も前の卵をおじやに使っていたが、誰も体調を崩さなかった。意外と大丈夫だったとは……。

野菜や食品類がどんどん改良され、品質自体が変わってきているように、料理の常識も変わってきているものはたくさんある。
ただし、習慣はなかなか変えにくいものだし、「今までのやり方で困ってなかった」「たいした違いじゃない」なんて人も多いだろうから、最終的には個人の好みなどによるところかも。