無駄話題も面白ければ取り上げるので役に立つかは人次第、ときには時間の無駄と思われても知人に教えて輪を広げる。それこそコネタの流儀!

2011年9月26日月曜日

遠くからパソコンを操れるリモコン

リモートコントロールって動かなくて済むから当然便利だが、結構無くしやすい自分。使うときは必死に探索するのに必要なくなると記憶から消えてしまうから始末におえない。

これは一つの病気らしいが、リモコンを手にすると“ザッピング”が止まらない。理由もなく、チャンネルをしきりに替えてしまったり。
我ながら落ち着きがないとは思うが、私の幼少期の家にあったのは“家具調テレビ”だったのだ。当然、リモコンなんかあるわけでもなく……。だからこそ、リモコンを初めて手にした時、有頂天になってしまった。それ以来、ずっとこう。もう、あの頃には戻れない。

そして素晴らしき新リモコンが、またしても私の前に現れた。リモコンと言っていいのだろうか、マウスと言った方が適しているのか。「バッファローコクヨサプライ」(名古屋市)が開発した『OPAir(オペア)』は、マウスとキーボードの機能が一つになったリモコン。

自宅のテレビにパソコンを接続している場合。もしくは、会議でのプレゼンというシチュエーションで。このデバイスさえあれば、離れた場所(最大10メートル)からでもパソコンを操作することができるのだ。

使い方は、まずパソコンのUSBに付属の無線レシーバーを取り付ける。そして、パソコンにこのリモコンを向ける。そして、操作する。
リモコンの中央にある円形部分を押していけば画面上をスクロールできるし、文字入力もリモコン内のボタン操作で片手でできてしまう。

これは、面白い! 私も自宅でやってみました。家のパソコンはテレビに接続していないので、愛機であるノートパソコン相手に……。
ん、意外と難しいぞ。ちょっと、使い方を理解するまでに時間がかかりそう。もう少々、お待ちを!

……そんなこんなで、さっきから15分が経過しました。
「この文章は、リモコンを使って書いています。」
↑この23文字を書くのに要した時間は、ぶっちゃけ5分強。正直、大苦戦しました(笑)。
ただ、段々と頭と体が理解していったのも事実。そうなれば、お茶の間でも会議室でも“デキる男”に見られること必至! というか、普通に便利です。
ちなみに、『OPAir』はローマ字入力とケータイ入力の2種類に対応しているので「片手での操作といえば、ケータイ!」なんて人には、そっちの入力が取っ付きやすいかもしれない。

そういえば、このリモコンと携帯電話には浅からぬ因縁があった。
「『OPAir』は、中央の円形の部分で操作をします。実は、この円形部分を開発した者は、当初は携帯電話での活用を目指していました」(同社・担当者)
携帯電話を持っている時の、自身の手つきを思い出してみた。本体の裏側を包み込むように持ちつつ、余った親指でボタン操作。こんな感じだったと思う。
この“裏側”に円形部分を設置し、持ち手によって操るカーソル機能を搭載した携帯電話の完成をイメージしていた開発者。しかし、実現に至るまでにはナカナカ難しい問題があり、マウスへの導入が先になった。今回の、『OPAir』の商品化である。

すでに9月上旬より、家電量販店やバッファロー直販サイト「バッファローダイレクト」にて『OPAir』は販売されている。同サイトでの販売価格は、5,980円(税込)。

パソコンといえば、画面の前に座って集中しながらキーボードを打ち込むもの。そんなイメージがあったかもしれない。
しかしこのリモコンさえあれば、ソファに座りながらゆったりとインターネット。チャットや動画サイトを満喫することができるのだ。ひょっとしたら、マウス界の革命かもしれない。