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2011年10月21日金曜日

結婚してから、相手のことを何て呼んでいる?

知人から恋人、そして結婚生活に至るまで少しずつお互いの読み名が変わってきますが子供が生まれても変化があったりしますよね。

私は中学時代から岡村靖幸というミュージシャンを愛聴しているのだが、中でも彼の『ペンション』という曲がたまらない。特に魅かれるのは、その歌詞だ。
「あだ名から“さん付け”呼びへの距離を測れない」

あまりにも切な過ぎるフレーズ。実は、私も女性相手によく悩むテーマだったりする。その子と交際を始めてから、どんなタイミングで呼び方を変えていけばいいのか。
また、そのシチュエーションも悩みの種。本人を目の前にしての呼び方と、本人がいないところでの名前の出し方。微妙に、さじ加減を変える必要がある。呼び捨てでいこうか、「彼女」辺りの曖昧な指示語でいこうか、つっけんどんに「アイツ」とかでいこうか……。単に、私が悩み過ぎなだけかもしれないが。

そんな悩みを抱えていたら、株式会社リクルートの「ブライダル総研」が興味深い集計を取ってくれていた。その名も「夫婦の呼び方ランキング」。
同研究所が行った『夫婦関係調査2011』(首都圏、東海、関西在住の20~60代の既婚者及び離婚経験のある独身者、計1200人を対象)。この中で「自分の妻や夫をどう呼んでいるのか」にテーマを絞ってランキング化したデータが発表されたのだ。

これが、見ているだけで面白い。まず、「普段の配偶者の呼び方」。要するに、家の中で相手をどう呼んでいるか? に焦点を絞り順位付けされたデータがあるので、早速見ていきます。
結果、男女ともに1位となったのは「名前や名前にちなんだニックネーム」! う~ん、微笑ましいじゃないですか。まだまだ、ラブラブな幸せオーラが漂いまくりで。こんな夫婦に、私はなりたい。
ちなみに、男性の2位が「お母さん・ママ・おかあちゃんなど」で、3位が「おい・ねえ」。女性の2位は「お父さん・パパ・おとうちゃんなど」で、3位が「名前以外のニックネーム」となっている。仄かに男女の考え方の違いが表れているように思えるし、私にも心当たりが無いわけじゃない。
なるほど……、という感じです。

続いては、「他人に話すときの配偶者の呼び方」という設問。他人との会話の中で、自分の結婚相手をどう呼ぶのか? という問いだ。
こちらに関しては、男性の1位が「嫁・嫁さん」で、2位が「名前」、3位が「家内」という味のある回答が並んだ模様。ちなみに6位には「かみさん」というコロンボばりの呼びかけ方も。なんか、イイですよね……。
一方、女性の1位は「旦那・旦那さん」で、2位は「主人」、3位は「お父さん・パパ・おとうちゃん」という結果に。個人的には、7位にランクインした「うちの」っていうのに目尻が下がってしまう。とにかく、言われてみたい。

そして、最後は「“呼び方”別の夫婦満足度」についてメスを入れた。妻や夫に対する呼び方によって、夫婦としての満足度はどう異なるのか? その辺りを、パーセンテージにして表してくれたのだ。
まず、男性側における夫婦満足度ナンバー1の呼び方は「名前やニックネーム」。奥さんを「名前やニックネーム」で呼ぶ旦那さんのうち、なんと81.4%の方が夫婦関係に満足しているようなのだ。これは、2位の「お母さん・ママ・おかあちゃんなど」(71.8%)より9.6%も高い。そして、3位は「あなた・おまえ」(70.0%)という結果に……。
続いて、女性側のランキング。1位は、こちらも「名前やニックネーム」(77.3%)に輝き、2位は「名前以外のニックネーム」(75.9%)。フランクな呼び方による、僅差のワンツーフィニッシュ! そこからグッと開いて、3位は「お父さん・パパ・おとうちゃん」(62.2%)。どうでしょう。1位と3位の差は、実に15.1%という大差があるのだ。見逃せない事実である。

このランキングから考察すると、結婚相手が自分への呼び方を変えてきたタイミングが要注意。もしかしたら、それは夫婦関係の満足度に変化が生じたときかもしれないのだから。逆に考えると、夫婦関係の改善が必要な際は“呼び方”が大きなポイントになるというわけか。
クールなのか照れ屋なのか、結婚相手に「おい」とか「おまえ」で通しちゃってる人! 万に一つ、二人の関係に微妙な空気が流れだしたら、考え方を改めてみるのも手ではないでしょうか? 例えば「ねぇ、麻里子(筆者の好きな子の名前)」と、一歩踏み込んで呼びかけてみたり……。
このランキング、かなり参考になります。

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