常識に捕らわれないチャレンジャー的な試行錯誤が農家牧場を巻き込み新メニューの開発に乗り出した。見た目には少々グロテスクな趣があろうともその芳醇な自然を喉で感じて欲しい。
野菜の世界は常に進化している。
野菜×別の野菜と言う新野菜もどんどん市場に登場。見たこともない不思議な野菜を見かける機会も増えてきた。
そんな中、話題の新野菜が今年の春から一般に流通されはじめた。その名も“ねぎにら”、と言うそうだ。
名前のとおり、これはネギとニラを両親にもつ野菜。よく考えれば一緒に使うこともある食材で、相性のよさは周知の事実。どんな味がするのかといえば、ネギとニラ。
さらに不思議とほんのりニンニクの香りを感じる。切り口が半月状になるのも特徴なのだとか。
ねぎにらが産声を上げたのは10年以上前の栃木県農業試験場。
栃木と言えば宇都宮、餃子の町だ。もちろんこの野菜、餃子にもぴったり。ひとつでネギニラニンニクを兼ね備え、なんと餃子に優しい野菜か。
それだけでなくヌタなどの和え物、炒め物と自由に使えるそう。
しかしこのねぎにら、胚培養で作られるため「種」はない。
これまでは栃木県内だけで作られ、スーパーなどに卸されていたものの、それがこのたび全国販売の運びとなった。
早速今年の3月下旬より、専売特許を持つ日光種苗株式会社さんが全国に向けて売り出したところ、これが大変な人気に。今年の分はすぐに売り切れてしまい、現在は来年に向けて株を育て中。早くも来年の予約を受け付けているそうだ。
来年でも構わないので売って欲しい、と言う人が続出したと言うから大人気品だ。
今回の震災でも幸いなことに被害は少なく、このねぎにらも続く余震にも負けずにすくすく成長中なのだとか。
来年は今年以上に売り出す予定らしく、来年の春以降は一般流通にのって各地で味わうことができそうだ。
プロの農家さんはもちろん、株さえ手に入れば一般の人でも栽培はできる。マイナス10度まで耐えることがわかっているので、プランターなどで育てることも。
ただし前述のとおり種が無いため販売は株分けとなる。株がすくすくと40センチほどまで育てば食べることができ、育て方も比較的簡単なのだとか
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これから暑くなっていく一方で、あつあつ餃子に冷たいビールという組み合わせもおいしい季節。
この野菜を使えばちょっとだけ楽ができるかもしれない。ただし買った人が株分けをして販売するのはまずいそうなのでご注意を。
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