デザイン色々、ちょっとしたジョークアイテムでもウければ当たりです。流石に出したモン勝ちと言うには余程のアイデア勝負になりますけどね。
学校に通っていた頃、教室で誰しもやったことがあるのではないか――赤点の答案用紙や書き間違ったノート紙を丸めてゴミ箱に投げ込むことを! ゴミ箱に入った数が一番多かったヤツが、帰りに駄菓子屋でみんなからパンやアイスを奢ってもらったりして。
そんな昔を思い出すようなアイテムを最近見つけた。それは、『FRED クシャクシャボールノート』(アントデザインストア販売)。横罫A4サイズの48枚綴りレポート用紙で、表から見ると何の変哲もないのだが、ノートの裏に何と色んなボールの柄が印刷されているのだ。
種類を数えてみると、8種類(野球、サッカー、バスケット、テニス、ゴルフ、アメフト、ビリヤード、バレー)。なんと言うか、こんなに遊び心に富んだノートも珍しいのでは。
使い方は、書き間違ったノート用紙をクルクルと丸めてボール状にして、ゴミ箱にシュートする。ただそれだけである。このシンプルさがたまらなく良い。
「だって簡単にすぐ遊べるじゃん!」
早速、準備開始。なるべくボールの柄のそれぞれの特徴が正面にくるように丸めるのがコツ。でないと、何のボールだか分からないから。どう丸めてもサッカーボール柄はサッカーボールにしか見えないが、ビリヤード柄は数字マークが正面にないと何のボールだかまったく分からない。中でちょっと特殊なのがアメフトボール。他のボールと違って楕円状なので、横長になるように丸めないといけない。
出来上がったボールで、シューティング!
だが、年齢のせいだろうか、子供のころやったようにはうまく入らない。結果は、8発中1発のみゴール。「こんなはずでは……」
しかし、あと40枚残っている。今日から鍛錬してゴール成功率を高めるられるようがんばりたい(こんなことしてていいのだろうか。年甲斐もなく……)。
そこにゴミ箱がある限り、投げ続けるのだ。
とにかくまだまだ毎日大変暑い日が続く。
関西で暑いと言えば盆地の京都。京都に押されて目立ちにくいが、実は大阪だって蒸し暑い。
ところが大阪名物の食べ物と言えばたこ焼きにお好み焼きなど、あつあつ鉄板焼メニューが中心。熱くても別腹とは言うものの、やはり熱いものはちょっと食指が動かない。
そこで、ここ数年大阪では、冷たいたこ焼きがはやっている。
たこ焼き屋が客の要望に答えて出す場合が多く、そのパターンは意外に種類豊富。
【かき氷タイプ】
無味の削った氷、もしくは出汁をカキ氷状態にしたもの。その上にたこ焼きを乗せる。
【冷やし出汁タイプ】
たこ焼きよりも明石焼きに近いタイプとなるが、たこ焼きを出汁につけて味わうパターン。その際、つける出汁を冷たくする。
【ゼリータイプ】
上記に似ているが、出汁にゼラチンを加えてジュレタイプにしたのがこのパターン。プルプルの食感が魅力。
これ以外にも、生地を調合し冷えてもおいしいたこ焼きを生み出したり、いっそのことアイスクリームの上に乗せてみたり……と、冷たいたこ焼きの進化はとどまるところを知らない。
冷やしたこ焼きを販売するお店に話を伺ってみると「夏にかき氷も一緒に出しています。その時、乗せてほしいと言うお客さんがいまして……」と、冷やしたこ焼きが生まれた理由は偶然のたまもの。
それに暑い季節はどうしても熱いたこ焼きの売り上げが下がる。それをどうにかしようと画策した結果が、冷たいたこ焼きへの道だった。
しかしすべてのたこ焼き屋さんが毎年必ず扱っているわけではない。たこ焼きとしてはイレギュラーな存在だからだ。
食べてみたい場合は「家でも簡単にできますよ」と、お店の方。
冷たい出汁を作っておき、その中に買ってきたたこ焼きを入れる。
一手間かかっていいのなら、出汁をゼラチンなどで固めてジュレ状態にしておき、その中にたこ焼きをポン。とするだけで、ちょっと変わった冷やしたこ焼きの完成。
特にジュレたこ焼きは見た目にも涼しくよそ行きの雰囲気に。