食べる~シリーズって言うと元から食べにくいものが主体になってますが、さらに常識外から取り入れることで新開発が進んでいるのだろうか?
「食べるラー油」ブームも一段落し、現在では定番化した印象。長らく入手困難だった桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」も、近所のスーパーでふつうに買えるようになってきた。あれ以降、「食べる○○○」ブームといってもいい状況になり、「食べる醤油」や「食べる酢」などいろんな商品を見かけるようになったけれど、ラー油ほどの爆発的なヒットには至っていない。
そんな中、私が久々に「何コレ? おいしー!!」とラー油に匹敵する衝撃を受け、すでに何度かリピ買いしている商品がある。それは……「食べるオリーブオイル」である!!
ラー油ブーム以降、「おいしいけど、ハマりすぎて2~3kg太った」とか「油の摂りすぎが気になって……」などという声が私の周囲でも聞かれたが、とは言うものの、むしろそのジャンクな味わいが魅力でもあった。しかし、オイルの中では多少なりとも健康にいいとされるオリーブオイルを使っているということで、罪悪感がうっすら軽くなるのが嬉しい(確か、オリーブオイルには「血液中の悪玉コレステロールを減らす」とか「動脈硬化予防」などの効果が期待できたハズ……ですよね?)
ラー油はほかほかゴハンにのせて食べるのが最強の食べ方だったが、「食べるオリーブオイル」において私が気に入っているのは、カリッと焼いたバゲットやトースト、クラッカーにのせて朝ごはんにする、という洋風のシンプルな食べ方。イタリアンでパンを新鮮なオリーブオイルにつけて食べたりするけれど、それよりもコクと旨味があって実にウマイ! のである。
日本ではオリーブの里として小豆島が有名だけれど、そこで作られている「食べるオリーブオイル」には瀬戸内海でとれた、こうばしいちりめんじゃこが入っているのが特徴。玉ねぎ、刻みしょうが、にんにく、胡麻、バジル、とうがらしなどの具が醸し出すざっくりした食感が、オリーブオイルと渾然一体になっていてたまりません~。
製造元の(株)共栄食糧さんは、400年続く手延素麺の老舗。
お話を伺ってみたところ、今年春から発売した商品とのことで、現在はネット通販のほか、小豆島を中心としたおみやげ屋さんなどで好評を博しているそうだ。「お豆腐にのせたり、サラダのトッピングにしてもおいしいですよ」とのこと。
朝ごはんにスプーン3杯程度のオリーブオイルを摂ると腸内環境がよくなり、お通じに効果的という話も聞くので、女子には特におすすめである。パンにのせるだけでなく、カップスープなどに入れてもイイかも。「桃ラー」に続くヒットとなるか!? 今後の成り行きをひそかに見守っていきたいと思います。