トランプなどの簡易に遊べるカードゲームと言っても、それは人生の駆け引きの縮図にすぎない。テクニックを語るのも良いが、相手を観て己を隠すなんて自分には出来ません。
カードを花札として遊ぶなど、カードゲームの面白い遊び方を楽しむ人が増えているらしい。節電などの影響があり、アナログゲームが世代を超えて、今夏は支持されている傾向にある。
カードゲームが支持されているには別の理由もあるようだ。マテル・インターナショナル社に確認したところ、UNO誕生40周年目を迎える今年のプロモーションもあって、UNOの売上は好調。ロングセラーゲーム商品のUNOだが、特に夏、子どもたちの間で盛り上がりが見られるらしい。じつは2006年にUNO販売35周年を記念して、子どもを対象にしたUNO大会が毎年夏に開始されている。今年で6年目を迎えるという。
「UNOカードゲームの対象年齢は7歳以上。小学生、中学生の時、UNOに親しむ(楽しむ)ことが原体験として必要と考えています。子どもの時の体験があるからこそ、高校生、大学生、大人になってもUNOを支持いただけると考えております。一人でも多くの小学生、中学生の皆様にUNOで親しむ機会を作りたくて『UNO大会』を始めました」と担当者。
そして8月28日、クイーンズスクエア横浜1階にて、第6回小・中学生UNO大会2011決勝トーナメントが開かれる。この決勝大会には、2代目UNO大使「まえだまえだ」が応援に駆けつけるというのだから、盛り上がること間違いなし。
この大会。今年は4月29日を皮切りに、全国各地の玩具店、百貨店などで予選大会が7月30日まで実施される。小学1年生から中学3年生なら誰でも参加でき、4人1組でプレイ、2ゲームを行う。1ゲーム目は「UNOカードゲーム」、2ゲーム目は「UNOアタック」での勝負。2ゲームが終わった時点で、1番点数の高いプレイヤーが勝利者となり、全国で上位得点15名が決勝大会に出場できる。
UNO決勝大会では、予選大会の上位得点15名と、前年のUNOチャンピオンによるトーナメントで、4人1組でプレイ。準決勝は2ゲーム。
決勝も2ゲーム行い、準決勝の勝者4名が決勝に進出。決勝戦の勝利者はUNO大会の第6代チャンピオンとなり、優勝商品であるグアム旅行を獲得できるのだ。また、UNO誕生40周年を記念して、日本限定特別企画第一弾として7月7日より、『ウノ ワンピース』が販売されている。
カードゲームで盛り上がる子どもたちの背景には、興味深いものがある。親業インストラクターの瀬川文子氏によれば、親が子どもとのコミュニケーションにきっかけを求めており、そのきっかけとして使いたいおもちゃにカードゲーム(トランプ・UNO)を最も選ぶという。また同氏によると、UNOには特有のゲーム性と家庭教育に必要な要素、情育、つまり感情の起伏がUNOゲーム中に何度も起こるので、逆境にめげず、障害を乗り越えて状況改善する精神を養う効果があるという。
UNOカードゲームで、大人が期待できることはなんだろう。たとえば仲良くなりたい人や、異性と共に過ごす場面を想像してみよう。そんな時、互いの緊張をほぐす何かが欲しいかもしれない。そこでUNOアタックの登場である。UNOアタックは、ペナルティー時に受け取るカードを機械に任せることになっている。カードがあふれ出て大変な目にあうことも! まさに時間を盛り上げてくれる。
子どもの頃、UNOで友人たちを含めて、家族みんなで楽しんだ思い出がいっぱいの筆者。UNOの魅力を再確認したのであった。
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