無駄話題も面白ければ取り上げるので役に立つかは人次第、ときには時間の無駄と思われても知人に教えて輪を広げる。それこそコネタの流儀!

2011年8月30日火曜日

“ケーキ入り大福”を食べてみた

最近食べ物ネタに魅かれる部分も多いが、お結びの具のように意外なものを仕込むケースも増えてきた。実際一緒に食べて意外と言うものならば何でもいいのかも知れない。それでも汁物は危険だが。

キャラ的にそうは見えないらしいのだが、私はスイーツが大好きだ。
当然、しち面倒くさいことは言わない。洋物(ケーキやパフェ)はもちろん、日本の和菓子も攻めにいく。変なこだわりはもっておらず、和も洋も両方いただきたいというか。
ただ、胃袋にも限界が……。苦もなく、一気にどちらも食べちゃいたいのだが。

そんな時に、こんな新スイーツを発見! もう、私の悩みは解決してしまったのだろうか? 株式会社コズミックダイナーが今年の5月より発売している『福‐FUKU‐』は、人呼んで“ケーキ大福”である。

……と言われても、よくわからないだろう。詳細をご説明したい。このスイーツには、「レアチーズケーキ大福」と「チョコレートケーキ大福」という2種類の大福がある。
「レアチーズケーキ大福」は、大福なのに中身がケーキ。ふわふわのスポンジの上にキリのクリームチーズを使用したチーズムースが乗っており、ムースの中からは甘酸っぱいフランボワーズのソースが溢れ出てくる。この“ケーキ”を包むのは、ぷにぷにのお餅で、さらにその上からは粉砂糖をまぶして仕上げてみせた。
「チョコレートケーキ大福」の方も、中身はケーキ。スポンジにバンホ―テンの濃厚なチョコレートムースを乗せ、ムースの中にはホワイトチョコのソースを仕込んだ。これらを包むお餅には、ココアパウダーをまぶしてある。

まさに、“和洋折衷”スイーツ! 私にとって、これは衝撃であり朗報。そこで、このような大福が生まれた経緯について同社に伺ってみた。
「以前、チーズケーキとプリンの要素を組み合わせた『チーズケーキプリン』を当社で発売し、結果的にヒットスイーツとなりました。そこから、『何かと何かを合わせ、さらに美味しいスイ―ツを……』と考えるようになり、今回の“ケーキ大福”を思いついたんです」(同社・担当者)
成功体験によって生まれた新境地。柳の下に、二匹目のドジョウがいたのだ。

これは、いただいちゃいましょう。

早速、取り寄せました!
ケースを開けてみると、当然目の前に現れたのは真ん丸の大福。大福なだけに私は手掴みで食べたが、お行儀良くフォークで食べるのもオツな気が……。“ケーキ大福”は、そういったプレミア感にも溢れている。

そんな雰囲気に呑まれつつも、手始めに私が臨んだのは「レアチーズケーキ大福」。大きな期待を抱きながら、これにガブリと噛り付く! ……オォー、まさに“ケーキ・イン・大福”。「和風の大福の中に、洋風の高級レアチーズケーキが入っている」といった表現が、まさにふさわしい。しかも、中からはトロリと洋風の赤いソースが。外側のお餅も柔らかで、口の中でとろけてしまう。
「中に入っているムースの柔らかさに合うように、お餅の柔らかさについては何度も試行を繰り返しました。お餅の厚みも変わらないよう、丁寧に職人が包んでいます。中のソースの量も多すぎず、ほどよくとろ~っと出てくるように調整しました」(担当者)
感想は、言うまでもなく美味! どちらかと言うと、和洋の“洋”テイストの方が強い気がする。

続いては、「チョコレートケーキ大福」の方にチャレンジ。こちらは外側が茶色いので、お饅頭みたいにも見えるが、匂いが思いっきりチョコ!
食べてみると外側のチョコ風味のインパクトが強いのだが、中から出現するホワイトのソースとのマッチングも絶妙。その上、チョコレートケーキのテイストにプラスされる、外側のモチモチっとした食感が明らかに新境地なわけで。
どちらも心なしか“高級感”に満ちた、ニュー大福でした。

そんな“ケーキ大福” 『福‐FUKU‐』は、同社の運営する「レリッシュ」楽天市場店、もしくは全国百貨店での催事販売のみで購入することができる。価格は各300円(税込み)。

そして、今後の展開について。
「9月には、抹茶味の発売を予定しております。また、秋には栗やかぼちゃ、冬の味など季節のフレーバーをドンドン発売していきます!」(担当者)

和も洋も、どちらも一気に制覇できる“ケーキ大福”。

物珍しさに魅かれた私だったが、いつの間にか定番スイーツになっている可能性も大。そんな期待を、この新スイーツには抱いてしまいます。