些細なことで漏洩する個人情報に最低限の対策をしましょう。処分できる媒体なら越したことはありませんが。パソコンからのウィルスなど注意していても被害にあったりしますが紙媒体なら対処はできます。
ある日、私の名前を名乗る電話を母親が取った。母はびっくりして、私に受話器を渡した。だって本人が目の前にいるのに、本人から電話がかかってきたのだから。出てみたところ、同様に私の名前を頑強に名乗り続けたので、私が本人だと告げたところ、一方的に電話を切られてしまった。これっておそらく「振り込め詐欺」が目的の電話だったのだろう。
「もしかして、ゴミの中から郵便物を漁って名前と電話番号を知られたのかも」と思い、日ごろからの個人情報管理の大切さを痛感した次第。それにはこまめに裁断してから処分しないといけない。やっぱりシュレッダーが必要か。とはいえ、そんなに大量に書類を裁断するわけではない。なので、なるべく嵩張らない個人向けのシュレッダーがいいのだが。
そんなことがあっから偶然、サイズか幅260×高さ53×奥行き60ミリの小さなシュレッダーを見つけた。それは、『コンパクトシュレッダー ブリッジ』(イデアインターナショナル販売)。ふつうは本体の下に裁断した書類を入れるゴミ箱が付いているものだが、同製品にはそれがないのが特徴。ではどうやって使うのか。
自宅にあるゴミ箱の上に置いて使う。
「ゴミ箱サイズは裁断幅(105mm+α)以上~250mmまでです」(同社)。
本体が横から見ると逆台形になっているので、ゴミ箱の口に設置しやすい。また、電池式(単3形×4)なのでどこにでも持っていけるモバイル・シュレッダーなのである。
では、実際の裁断力はどうか。対応可能な書類はA6サイズまでとなっており、一般的な官製はがきの厚さで8~10秒、二つ折にした「親展」のはがきでは15~20秒でそれぞれ裁断する。それから、気になる電池寿命は、
「使用電池、裁断枚数などにより前後しますが、電池寿命は約200回(アルカリ電池使用でA4縦折2枚重ねでの目安)です」(同)とのこと。他方、万が一紙が詰まったときは前進・後退スイッチを使って処理できる。
小さいながら、従来のシュレッダーに匹敵するような機能を備えているのだ。
こんなにコンパクトで収納・設置しやすいシュレッダーもあるわけなので、皆さんも億劫がらずに個人情報はちゃんと裁断してから処分しましょう!