うまいものは高カロリーなんてよくありますが、工夫次第ではカロリーを抑えるのではなく食事方法から見直せることが出来たのです。それでも生活スタイルもあるので根本から見直さなくてはなりませんが。
ご飯、パン、麺類などの炭水化物を抜く「炭水化物抜きダイエット」とか、炭水化物を減らす「低炭水化物ダイエット」。これは、一般的によく知られている方法で、「炭水化物=太る」というイメージも定着している。
だが、その一方で、昔から不思議だったのは、「痩せの大食い」と言われるような人のなかに、「白メシ(米)が何より好き!」という人が多いこと。なんとも羨ましい!
自分の周りにも、マンガのような「山盛りごはん」を食べるのに非常に痩せている人が何人もいるのだが、いったいどういう理由なのだろうか。結局、「体質の違い」ってこと?
これまでに取材した内科医やダイエット外来、糖尿病外来の医師などに聞いてきたなかで、挙がってきたのは、以下の回答だ。
「ご飯をたくさん食べても太らない人は、若い人など、基礎代謝が良い人でしょう」
「米をたくさん食べていても、その他に油っぽいおかずやお菓子・甘いモノなどをあまりとっていないのだと思いますよ」
「結局は、摂取したエネルギーと消費したエネルギーとのバランスですから。摂取したほうが消費した分より多ければ太っていくはずですので、ご飯をたくさん食べても太らないなら、他のものをあまり食べないか、運動しているなど消費エネルギーが多いのでは?」
さらに、身のまわりにいる「ご飯をたくさん食べるのに痩せている人」について、思いつく特徴を周囲の人たちに挙げてもらってみた。
「和食党で、あっさりしたモノが好きな人。食べる量の違いというより、好みの違いの気がする」
「パンやパスタが好きじゃなくて、とにかくごはんが好きという人。しかも、炊きこみご飯とか味のついたご飯じゃなく、ただただ『白いご飯』が好きな人は痩せている」
「食べるのが遅い人!」
「人と一緒に食べる昼などにたくさん食べて、一人で家で食べる夜などは粗食にしてる人」
「意外と好き嫌いが多く、食べられるものが少ないから、食べるトータル量が少なくなっている人もいる」
「お菓子しか食べない偏食家って意外と痩せてる」
「ご飯をたくさん食べるけど痩せてる人は、お腹が弱い気がする。
油っぽいものを食べたりすると、すぐ下痢する人とか」
「食に対してあまり関心・執着がない人」
「よく食べる友人は、とにかくよく動く! 歩くのも早いし、せっかちで常に動きまわってるので、きっと消費してるんだと思う」
ちなみに、医師にもらった食べ方のアドバイスは以下の通り。
・野菜など、食物繊維を先にとると、炭水化物の糖の吸収がゆっくりになって太りにくい
・食感の違う食品を組み合わせて、よく噛んで食べるようにすること
・食事の合間に飲み物をとる人は、よく噛まずに流し込んでしまいがちなので、要注意
・食事の時間をゆっくりかけること
・「食事時間のズレ」で太る場合も。夜10時~2時に寝ていることで成長ホルモンが分泌されるので、この時間帯に寝ていないと太りやすくなる
・朝昼中心に、夕食はできれば寝る3~4時間前には終わらせること
思えば、どれもNGのことばかりやっている自分……。理由は、やっぱりあるもんです。