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2011年6月22日水曜日

指輪みたいなUSBメモリー

大切なものを箱にしまって安心、気が付いたらその箱が見当たらないなんてことはないでしょうか。もしくは入れた事実すら記憶から消えていて無くしたと青ざめるような……。
 
パソコンに保存しているデータは、ある意味宝物。好きな画像や、好きな曲。もし、あの宝物たちが何かの拍子に一瞬で消失してしまったとしたら……。もう、私は泣いてしまうかもしれない。

そんな宝物たちは、やはり宝物に収めたい。たとえば、指輪に。ginghami株式会社より発売されている『memoring(メモリング)』は、これでもUSBフラッシュメモリーである。指輪型の。なんともパソコン周辺機器らしからぬ、ポップなデザインではないか。

そこで、このようなリングを開発したきっかけを同社に伺ってみた。
「女の子が欲しくなるようなUSBメモリーを作りたいな、と思ったのがきっかけです。USBメモリーの定番はスティック型、それ以外はキャラクターものが多く、男性向けが多い印象がありました。そこで、女性が気軽に持てるパソコンの周辺機器でありつつ、別の商品価値を持つアイテムを作りたかったんです」(同社・担当者)

では、やはり主に女性が購入されているのだろうか?
「いえ、実際に購入されるのは男性が多いんです。男性が気に入って購入し、女性にプレゼントすることが多いのかなという印象があります」(担当者)

例えば、この『memoring』を購入した男性が好きな画像や音楽を入れ、“魔法のリング”として女性にプレゼント。これが、同社がオススメする理想の使い方。実際、本番のプロポーズの前に『memoring』を贈っての“プチプロポーズ”が行われたカップルも存在したそう。
なにしろ、この商品の発売日は昨年の11月22日なのだ。“いい夫婦の日”である。
「狙って、この発売日にしたわけではないんです。クリスマスにギリギリ間に合うよう、発売日として設定したのがこの日でした。後になって、そういう日だと気づきまして……(笑)」(担当者)
それは逆に、運命的な何かを感じるな……。

では、反響について。結婚を意識するような大人からの購入が多い?
「学生など、若い男の子からの反響が多いです。
通常の指輪より、お求め安いですからね。容量は2ギガありますので、思い出の写真や音楽、ムービーなど、ある程度のデータは入ります。それらを保存した状態での、洒落っ気のあるプレゼントとして活用されているようです」(担当者)

そして、購入場所について。『memoring』の商品としての性格は、実はここに集約されている。
「ライバルとして想定しているのは、キャンドルや香水などです。プレゼントする際の選択肢の一つとして考えていただきたいので、販売場所はデザインショップ、セレクトショップ、雑貨屋、ミュージアムショップにいたしました」(担当者)
現在は、原美術館(東京都品川区)、ワタリウム美術館(東京都渋谷区)、伊東屋(東京都中央区)、もしくは同社のオンラインショップ等で販売されている。価格は3,150円(税込み)。

最後に質問してみた。このリングを実際に嵌め、その状態で生活している女性はいるのだろうか?
「購入された方に関してはわからないのですが、私はどこかに出かけるときは必ずはめてます。話のネタにもなります(笑)」
デザイン性にも優れており、海外からの反響も大きいという。ちなみに、サイズは11号のみです。