さすがにおもちゃというレベルの造形でありますが固定の認識のあるものが覆されると驚愕します。蟻からみた人間ともいうべきでしょうか。
子供のころ、よく遊んだおもちゃといえば、恐竜やロボットの人形だったりしたが、イヌは何で遊ぶのが楽しいのだろう。そう考えると、骨の形をしたおもちゃがすぐ頭に浮かぶが、それよりもっとおもしろそうなものを最近見つけた。な、なんと、リアルな恐竜なのだ。これで本当にイヌが遊ぶのか。
『ダイナソー』を聞いたことがあるだろうか。2000年ごろに公開されたディズニー製作による恐竜たちが登場するCGアニメーション映画。そのインパクトの強かった恐竜たちをモチーフにつくられたのが、少しリアルで大型の丈夫なイヌのおもちゃ『プテラノドン』と『トリケラトプス』だ。『プテラノドン』は嘴が長い空を飛ぶ恐竜、『トリケラトプス』はちょっとサイに似た地面をのっしのっし歩くイメージの恐竜だ。
「2008年頃にドイツのメーカーから発売されて以来、犬のおもちゃなのに恐竜というユニークな発想もウケて、中・大型犬の飼い主たちに大人気となりました」と同製品を国内販売するsumainuさんの説明。非常に丈夫な素材でつくられた恐竜たちは、犬の激しい遊びにも耐えることができる。つまり、存分にイヌのストレス発散に役立つわけで、そんなところがこのおもちゃの魅力のひとつだそうだ。
また、ぬいぐるみの中にはスクイーカーが入っているので、噛むたびにキューキューと音が出る。それもイヌの好奇心をそそるようだ。
「イヌの可聴周波数は4万~4万7000ヘルツと人間の可聴周波数より高音域が広いこともあり、たいていのイヌはスクイーカーの音に反応します。なので、音の出どころを探すべく、おもちゃにますます興味を示すのだと思います」(同)
形といい、噛みごたえといい、音といい、イヌにとっては涎が止まらないほど嬉しいおもちゃなのかも。そう言えば確か、
「我が家のイヌがよく使うブタの形をしたおもちゃも、噛むとキューキュー音が出て、遊んだ後は唾液でグショグショだったなぁ」
大きくて逞しくて、力を日ごろから持て余しているイヌを飼っている方、是非とも恐竜と遊ばせてみてください。
恐竜に噛み付いている姿が結構迫力があって、観ているほうも楽しめるかもですよ!