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2011年7月10日日曜日

番組のハラハラ・ドキドキ感を再現! 『逃走中 THE ボードゲーム』

あれは人間の本来の咄嗟の反応が楽しめた。繕っていてもお金や恐怖が関わると裏切りや慌てがそこらじゅうで発生するからだ。もっとその環境で果敢に挑む善良な人もいるのだが。

フジテレビ系列で放送している人気番組「run for money 逃走中」がボードゲームとして登場した。(株)バンダイから発売される『逃走中 THE ボードゲーム』では「お台場」を舞台に逃走劇が繰り広げられる。

「『逃走中 THE ボードゲーム』は番組と同じく、制限時間の中でさまざまなミッションをクリアしながら、追ってくる『ハンター』から逃げ切り、最も高い賞金を獲得したプレイヤーが勝ちとなるゲームです」と(株)バンダイの開発担当者・高橋晋平さん。

使うシートは、時間の流れを表す「タイムライン」と、自分の「逃走者」と「ハンター」コマを動かすマップがある「ゲームボード」。タイムラインをひとつずつ進め、それぞれの「時間」マスに書かれた指示に従って、カードを引いたり、ゲームボード上のコマを動かしていく。逃走者とハンターが同じエリアで出会ってしまうと、サイコロを振ってハンターから逃げ切ることを目指していく。

また、タイムライン上には「ミッション」マスがあり、引いたカードのミッションをクリアすることができれば逃走に役立つアイテムが手に入る。ただし、クリアできなければハンターが追加放出されるなどの恐怖のペナルティが発生。ミッションはひとりではクリアできないものもあり、プレイヤー同士の協力が必要となってくる。

「ゲームを進めていく上でのルールの矛盾をなくしていく作業と、難易度のバランスを取ること、時間がせまってくるハラハラ感、ハンターが追ってくるドキドキ感をボード上に表現するのが大変でした」

最後まで逃げ切ることができたプレイヤーが、最高賞金を獲得して堂々と一番になることができるのだが、「最も高い賞金を獲得したプレイヤーが勝ち」というのも重要なポイント。途中で「自首」して少ないながらも賞金をもらうチョイスもありだ。ただ、自首をすると、ハンターが追加放出されるという非道な裏切りになるので注意したい。

また、ゲームボード上にはハンターの追手をやり過ごすことができる「かくれるマス」というのがあり、番組でもずっと隠れている人とかに「せこい!」と思ったりするが、そんなところも再現されている。

個人的にショックかついいなと思ったのが、振るサイコロに「0」があるところ。あと1が出ればハンターから逃げられるというシーンでも安心はできない。「それは『コケた』という設定です」と高橋さん。

「モニターとして、さまざまな家族の方々にゲームをやってもらいました。みんな一丸となって協力し合う家族もいれば、お子さんがお父さんを裏切る!? 家族もあったり。それぞれの“ドラマ”をかいまみることができました」

また、「捕まって牢獄に入ってしまった仲間を救って“ヒーロー”となることもできます」と高橋さん。ヒーローになりたい……。さらには、気になる女の子を命がけで救出して、内に秘めた気持ちを“告白”!? することもできるかもしれない。

『逃走中 THE ボードゲーム』は、全国の玩具店、百貨店・量販店の玩具売場、ウェブサイトなどで7月23日(土)より発売。「じゃあ俺はこっちにいくから、そっちを頼むわ」なんてミッションで司令塔となって作戦をたてたり、「助けてくれてありがと〜!」「裏切りやがった!」などの声が飛びかったり……仲間内でやってもあらたな人間模様を見ることができそう。ぜひ遊んでみてください。

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