人間日々、物凄い回数の嘘を言っている。なんてことを述べてた方もいたが、結局真っ白な人間なんていないのかなと言うのが己の感想。
「最近、パネラー席に弁護士が座っていないバラエティ番組を見たことがあるかな?」
ふとそんな疑問が頭に浮かぶほどの弁護士ブームである。
ブームの火付け役はやはり、島田紳助氏が司会する「行列のできる法律相談所」だろう。身近な事件を題材にされると、ついつい「有罪? 賠償金とかとられるの?」と気にせずにはいられない。
善良かどうかはさておき、超小市民的に暮らす筆者だが、そんな日常の中でも、法律的なダメ出しを受けるのでは、と心配になることがある。
先日実家で本棚を整理していたら、友人から借りたままになっている本が見つかった。これって、もしかして犯罪?
そんな日常にひそむ法的なリスクを洗い出せるのが、「プチ犯罪チェッカー」だ。弁護士と市民をつなぐポータルサイト「弁護士ドットコム」が提供するサービスである。
DVやセクハラ、パワハラなど、誰かと関わって暮らしていると、トラブルに巻き込まれることは少なくない。法律がその手助けになることも多いのだが、誰に相談すればいいのかわからない。そんな方にとって、弁護士がもっと身近な存在になるように、と作られたのがこのサイトだ。
のぞいてみると、自分がついついやってしまいそうなこと、やられてしまいそうな行為がズラッと項目別に並んでいる。「セクハラチェッカー」や「ストーカーチェッカー」、「ご近所迷惑チェッカー」なんていうのもある。
その他にも、友達編、インターネット編、夫婦編などなど。立場や関係ごとにうまく分類されている。
「恋人が、浮気していないか気になるため、相手の部屋に監視カメラ、盗聴器をしかけるなどして監視したことがある(恋人編)」
「違法な(著作権を侵害している)動画だと知って動画共有サイト(例:YouTube)などでストリーミング視聴した(インターネット編)」
といった設問にチェックを入れることで、「犯罪度」が判定される仕組みだ。パソコンでも見られるが、携帯からだと各項目の解説も読むことができる。
取材に答えてくれた担当さんによると、やはり恋愛系チェックの利用率が高いのだとか。結果をツイッターに投稿するのも流行らしい。
ちなみに、筆者の犯罪度は「友人編」では「注意30%」。「軽微な犯罪を犯している可能性があります」とのことだった。